ハーレーダビッドソンをアメリカから個人輸入することは、国内では手に入らない希少モデルやカスタム車両を手に入れる絶好の方法です。また、国内で購入するよりも安価に理想の一台を手に入れることができるという魅力もあります。
しかし、個人輸入にはリスクも伴います。例えば、書類不備や事故歴車(SALVAGE)の購入、追加費用の発生、通関手続きのトラブルなど、失敗例も少なくありません。
この記事では、初心者でも迷わずに個人輸入を成功させるための手順を、具体的かつ詳細に解説します。これを読めば、個人輸入の全体像がつかめ、リスクを最小限に抑えながら理想のハーレーを手に入れることができるでしょう。
結論|個人輸入は「できる」。ただし上級者向け
ハーレーの個人輸入は、知識と準備があれば可能です。しかし、初心者にはハードルが高いのも事実です。以下に、個人輸入のメリットとデメリットを整理しました。
✔ 個人輸入のメリット
- 車両本体が圧倒的に安い
国内で購入するよりも、アメリカでの購入価格は大幅に安い場合があります。 - 希少車・旧車を探しやすい
日本では手に入らないクラブスタイルや旧車、カスタム車両が豊富に見つかります。 - カスタム多数の車両が手に入る
アメリカではカスタム文化が根付いており、理想に近い状態の車両を購入できる可能性が高いです。 - 現地選択肢が桁違い
アメリカの市場は広大で、選べる車両の数が圧倒的です。
✔ 個人輸入のデメリット
- 書類不備で登録できない可能性
必要書類が揃わないと、日本で登録できず、ただの鉄の塊になってしまいます。 - 通関の仕組みが複雑
通関手続きには専門知識が必要で、初心者には難しい部分があります。 - 改善・車検に手間がかかる
日本の保安基準に合わせるための改善作業が必要です。 - 事故歴車を掴むリスクが高い
アメリカでは事故歴車(SALVAGE)が多く、見極めが重要です。 - トラブル時は全て自己責任
輸送中の破損やトラブルが発生した場合、すべて自己責任で対応する必要があります。
結論:
知識が豊富で手間を楽しめる人には、個人輸入は最高の選択肢です。しかし、初心者には輸入代行業者を利用する方が安心です。
個人輸入に必要な書類一覧
ハーレーの個人輸入において、成功の鍵を握るのは「書類」です。必要な書類が1つでも欠けると、日本で登録できなくなるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
✔ 必要書類リスト
| 書類名 | 内容 |
|---|---|
| Title(タイトル) | アメリカの“車検証”に相当。所有者証明として必要。 |
| Bill of Sale | 売買証明書。売主から買主への正式な譲渡証明。 |
| Export Certificate | アメリカ側の輸出証明書。 |
| Invoice(インボイス) | 車両価格や詳細が記載された請求書。 |
| 通関証明書 | 日本到着後に税関が発行する証明書。 |
| 排ガス書類 | 年式によって必要になる場合がある。 |
| 車両データシート | 車名、型式、排気量などの詳細情報が記載された書類。 |
👉 注意点
これらの書類が1つでも欠けると、日本での登録が不可能になります。特に、TitleやBill of Saleは絶対に必要です。
個人輸入の流れ(全11ステップ)
初心者が迷わないよう、個人輸入の手順を11ステップに分けて解説します。
ステップ①:アメリカで車両を探す
アメリカの車両検索サイトを活用して、理想のハーレーを探します。以下のサイトが主な仕入れ先です。
- CycleTrader(最も安全)
- Craigslist
- eBay Motors
- Facebook Marketplace
ステップ②:売主に問い合わせ(英語)
売主に以下の項目を確認します。
- CLEAN TITLEか?
- 走行距離
- カスタム内容
- 整備状況
- エンジン始動動画
- タンク内部写真
- 配線状態の写真
ステップ③:支払い方法の決定
一般的な支払い方法は以下の通りです。
- 国際送金(銀行)
- PayPal(安全性が高い)
- Wise(手数料が安い)
ステップ④:アメリカ国内の輸送手配
現地から港までの輸送を手配します。費用は1〜5万円程度です。
ステップ⑤:海上輸送の手配
輸送方法は以下の2種類があります。
- コンテナ便(安全性が高い)
- 混載便(安価だが傷のリスクあり)
費用は10〜20万円程度です。
ステップ⑥:アメリカ側の輸出手続き
売主または輸送会社が対応します。
ステップ⑦:日本の港へ到着(通関)
通関手続きには以下の書類が必要です。
- Title
- Bill of Sale
- インボイス
- パスポート
- 輸入申告書
ステップ⑧:国内陸送(港 → 工場)
費用は1〜5万円程度です。
ステップ⑨:改善(日本の保安基準に合わせる)
以下の改善が必要です。
- マフラー音量調整
- ウインカー点滅速度調整
- 光軸調整
- mphメーター → km/hへの変更
ステップ⑩:車検(予備検査 or 通常車検)
費用は以下の通りです。
- 法定費用:2万円
- 整備費:3〜5万円
- 代行費:1〜3万円
ステップ⑪:ナンバー取得・登録
最後に陸運局で登録を行い、正式に日本の公道を走れるようになります。
個人輸入で発生する総費用(概算)
以下は、スポーツスターを150万円で購入した場合の総費用の目安です。
- 本体価格:150万円
- 米国内輸送:3万円
- 海上輸送:15万円
- 通関税金:20万円前後
- 改善費用:2〜5万円
- 車検費用:5〜10万円
- 国内陸送:2万円
👉 総額:約190〜210万円
個人輸入のメリット
- 本場アメリカの車両が買える
- カスタム多数の車両が安く手に入る
- 本体価格が安い
個人輸入のデメリット(ここ重要)
- 書類不備で登録不可になるリスク
- SALVAGE事故車を掴むリスク
- 改善費が高額になる
- 英語のやり取りが必要
- 輸送中の傷・破損リスク
個人輸入が向いている人・向かない人
✔ 向いている人
- 英語ができる
- 整備が好き
- 書類に強い
❌ 向かない人
- 車検や書類作業が苦手
- メカが苦手
まとめ|個人輸入は“できる”。しかし難易度は高い。
個人輸入は、知識と準備があれば成功しますが、初心者にはハードルが高いです。輸入代行業者を利用することで、リスクを最小限に抑えられます。
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